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社会保険労務士選びを間違えると、何を失うのでしょうか?

医者の間違えると命を失う場合も!

税理士を間違えると財産を失います。

社会保険労務士を間違えると………

「社会保険労務士の業務とは?」と問われて、はっきりとした答えを出せる経営者はとても少ないと思います。
「労務・雇用=社労士」と結びつかず「社労士=手続き業務の代筆=どこでも同じ」と、誤解されるケースも少なくありません。

弁護士に得意とする分野があるのと同じで、社労士にも専門分野が存在します。

また、当然ながら社労士も人間です。業務に取り組む姿勢や考え方なども異なりますので、会社に合った社会保険労務士選びが必要となります。

《選び方の8つのポイント》

1 社会保険労務士に期待していることは?

社会保険労務士には、「単に手続きをやってほしい」、「就業規則を作成してほしい」、「継続的に経営や人事労務全般について相談したい」、「人事制度をつ くってほしい」「残業代や退職金について相談したい」、「人材の育成や教育・研修について支援してほしい」、「助成金について代行してほしい」などさまざ まです。まずは求めていることを明確にしてから決めましょう。

2 社会保険労務士との相性は重要

社会保険労務士には、いろいろな人がいます。いうまでもなく年齢や性格、考え方などはそれぞれ違います。

そして仕事の内容もびっくりするぐらいまったく違います。

同じ手続きでも、将来のためを考えてプラスアルファのアドバイスができる人、そうでない人。

社会保険労務士選びで失敗しないためには一度会ってみて、いろいろな話をしてみるべきです。

なんとなく噛み合わないなと思ったら他の人を検討するのがよいでしょう。

3 社会保険労務士として開業歴と開業前の経歴は?

開業登録した年はキャリアとして確認しておくと参考にはなるでしょうし、開業前にどのような社会人経験を積んでいるかは、ヒトに関わる専門家ですので特に重要になってくるでしょう。

プロフィールなどについては、よくわからない人は本人に確認したほうがいいと思います。

4 事務所の運営体制と事務所の就業環境

事務所の運営体制は、大規模事務所から自宅を兼ねた事務所に社労士1人だけのところまでいろいろありますが、それぞれ特徴があります。

求めるスタイルに近いところが一番良いかと思います。

また社内で話しにくいことも多いので、訪問して気軽に相談したいというニーズが多数あります。

したがって社会保険労務士の事務所にも訪問させていただいて相談スペースや就業環境などをみせていただくのも重要です。

どのような場所で仕事をしていて、相談したいときに訪問できる環境なのか、また書類の管理状況や事務所のセキュリティ体制、パソコン環境などもできるだけ確認しておくとよいでしょう。

5 報酬(料金)や契約内容の中味

社会保険労務士の価格ですが、安くてもサービスがよくなければ、結局損をすることになります。

価格が高いからといっても必ずそれに見合っているサービスが提供されるかどうかはわかりませんので、よく業務内容の説明を受けましょう。

次に顧問契約については、絶対に契約書を作成して疑問に思うところはどんどん質問しましょう。

丁寧に質問に答えてくれるということは今後も安心できます。

逆に契約書もなく、顧問の範囲内で何でもやりますなどという方もいるようですが、そのような場合であってもきちんと内容を説明してもらいどこまでの内容を含んでいて、含まないものは何なのかを書面に残すようにするのが良いと思います。

6 本物の社会保険労務士か?

社会保険労務士は、全国社会保険労務士会連合会に登録しており、証票を持っておりますので、見せてもらってください。または、全国社会保険労務士会連合会に問い合わせをしても教えてくれます。

また社会保険労務士の試験に合格しただけでは、「社会保険労務士」ではありませんし、試験に受かっても実際の実務はまったく別です。

ペーパードライバーも急増しているようですから、要注意です。

アウトソーシング会社などが業として社会保険労務士法に定める社会保険労務士の独占業務を行うことも当然禁止されていますので、大きなトラブルにあわないためにも信頼できる開業登録している社会保険労務士をきちんと選んでください。

7 これまでの仕事実績やセミナー・講演や執筆など

最近の仕事内容や得意としている分野の話を聞いてみてください。

またどんな業界のお客様を得意としているのか、あとは最近のセミナーや講演などの内容について、また1年間にどのくらい人前で話をしているかも選択の際の参考になるかと思います。

また執筆している原稿や著書などがあるということは内容にもよりますが、信頼に値すると考えてよいでしょう。

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