抑えておきたい作成・改正のポイント
就業規則の作成または改正に際して、必ず抑えておきたいポイントがあります。
曖昧な部分を排除する
後々のトラブルを防止するためにも、曖昧な部分は極力排除することを心がけることが大切です。
とはいえ、すべてのルールを詳細に規定することは困難です。仮に細かく規定できたとしても、往々にして、「絵に描いた餅」に終わってしまうことが少なくないことにも注意が必要です。
「守り」と「攻め」のバランスに排除する。
リスク排除という面にばかり目がいくと、社員を縛り、意欲を削ぐ結果となりかねません。
かといって、社員の自主性に任せるだけでは会社運営に支障を来たします。
リスクを排除しつつ、社員のやる気を高めることができるよう、「守り」と「攻め」のバランスに配慮することが大切です。
無理をせず自然体で
会社として実施不可能なこと、身の丈に会わないことを盛り込むことは厳禁です。最初から完璧なものはつくろうとはせず、「会社の体力などの条件が整うごとに拡充していく。」という気持ちで取り組むと良いです。
法律を遵守する
当然のことですが、法律に抵触しないようにしなければなりません。そのためには、頻繁に行われる法改正について、常にアンテナを張っておくことが大切です。
定期的に見直し
いつまでもずっと使える就業規則を作成することは不可能です。作成・改正した後でも定期的に見直しを行う必要があります。